棘上筋腱炎と上腕二頭筋腱炎(長頭)

・棘上筋ー肩の後面にあり、肩甲骨と上腕骨を結ぶ筋肉です。

・上腕二頭筋(長頭)ー上腕の前面にあり、肩甲骨と前腕の橈骨(とうこつ)を結ぶ筋肉です。

これら2つの筋肉に痛みが出る疾患が棘上筋腱炎、上腕二頭筋腱炎(長頭)です。

症状

急性期

肩を動かさなくても、痛みがあります。

筋肉の緊張が異常に強くなっているため痛みが出ています。

筋肉の緊張度合いが弱くなってくれば痛みの状態は変わり、かなり痛みが減少します。

慢性期

肩の運動の可動域が狭まり(肩を動かす範囲が狭くなる)、無理に動かそうとすると痛みが出ます。

原因

一般的な考え方

野球などの肩関節に負担がかかるスポーツをすることによって、肩関節にくっついている、棘上筋、上腕二頭筋の緊張が強くなり、腱にある痛みの受容器(センサー)の緊張が強くなっているためです。

その他に転倒したりして、肩を強くぶつけたりした時にも痛みが出ます。

当整体院の考え方

筋肉に負荷がかかる動きを繰り返すことによって筋肉の緊張が強くなるため痛みが起きると一般的には言われています。

しかし、当整体院では、肩の痛みが出るのは別のことが原因していると考えています。

それは、内臓からの影響です。

内臓の機能が低下すると、内臓と関連する筋肉が影響を受けて緊張が強くなって痛みが出ます。

これは、内臓筋肉反射といいます。

棘上筋・上腕二頭筋と内臓の関連

・棘上筋・・・生殖器系(精巣・卵巣)

・上腕二頭筋・・・膀胱

そして、棘上筋は、生殖器系(精巣・卵巣)、上腕二頭筋は、膀胱と関連がありますので、それらの臓器の影響を受けて、緊張が強くなり痛みが出ます。

施術

一般的には、筋肉のマッサージ、ストレッチ、テーピング、アイシングなどの施術をすることが多いです。

しかし、上記したように、筋肉は、内臓と関連があり、内臓からの影響を受けていますので、そのことを考慮しないと、十分な施術が出来ません。

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