スポーツをやると、なぜ下肢の故障を起こしやすくなるか?

スポーツ特に練習や競技でよく走るサッカー、バスケット、陸上競技などの種目は、鵞足炎、オスグット病、腸脛靭帯炎、シンスプリント、足底腱膜炎など下肢の故障を起こしやすいです。

練習、競技の前にしっかりウォームアップをしたり、ストレッチをしたりします。

それにもかかわらず、下肢の故障を起こすのはなぜでしょう?

あるサイトで練習、競技前にストレッチをやると、かえって身体に負担になって怪我をしやすくなると書かれています。

確かに、ストレッチをやると体は暖まって血行が良くなり、ウォームアップにはなるでしょう。

しかし、ストレッチのやり方が悪いと、逆に筋肉が縮んで緊張してしまう場合もあります。

筋肉が縮んで緊張していると、練習、競技中に足や脚に急激に強い力がかかると、筋や腱が引っ張られ損傷しやすくなります。

逆に、ストレッチをしないでウォームアップは、少し走ったりして体を暖めるだけにしたら、それが良かったのか怪我をしなくなり、パフォーマンスが上がった選手もいるようです。

ですから、なにがなんでも練習、競技前にストレッチをするべきだという考え方は改めた方が良いように考えます。

ただし、正しいやり方で行うならストレッチも有効でしょう。

もちろん、スポーツをやって下肢の故障が起きるのは、練習前、競技前のストレッチだけが原因ではありません。

その時の体調、予期せぬアクシデントなどが下肢の故障を起こす原因になりえます。

練習や競技に差し支えるような体調の不良でしたら、練習を休んだり競技に出なければ下肢の故障は起こしません。

しかし、練習、競技に差し支えることがないような少しの体調不良でしたら、無理して練習、競技をやります。

そうした時は、微妙にフォームがくずれていますので、体調万全の時と同じようなパフォーマンスをしようとすれば、どうしても筋肉などに負担がかかり怪我をしやすくなります。

また、最近のスポーツは、パフォーマンスを高めるために、筋力トレーニングを行います。

確かに、筋力トレーニングを行うと、パフォーマンスが上がります。

しかし、筋力強化した筋肉は緊張が高まり、関節にかかる負担が増えますので故障しやすくなるように考えます。

私の持論としては、筋力強化よりも実際の競技の反復練習を重点的に行った方が、パフォーマンスが上がるように思います。

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